鮮度が命の活カニは、
正しい方法で保存しておかなければ
すぐにダメになってしまいます。
では、活カニはどのように
保存しておけばいいのでしょうか?
そこで今回は、
通販で購入した活カニの保存方法や
美味しい食べ方などをご紹介していきます。
活カニはどれくらい保存できるの?
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まず気になるのが、
”活カニがどのくらい保存できるのか”ですよね。
活カニの保存可能期間は
1日から2日ほどと短めです。
活ガニは、きちんと管理しないと
どんどん身が痩せていってしまうため、
痩せた状態のカニは
調理しても美味しくありません。
冷凍処理などをされたカニであれば
品質が落ちにくいのですが、
活ガニにはそれができないため
品質を保持することが難しいんです。
基本的に、活カニは時間がたてばたつほど
どんどん質が落ちていくと
考えた方が良いでしょう。
そのため、活カニは新鮮なうちに
調理していく必要があるのです。
活カニが長持ちする保存方法は?
先ほどお伝えしましたように、
活カニは長持ちしません。
しかし、止むを得ず保存したい場合も
ありますよね。
そこで、活ガニを長く保存するための
方法をお伝えしていきます。
海水を入れた水槽などにカニを入れておく
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最もおすすめな方法は、活ガニを
海水を入れた水槽などに入れておくこと。
カニは海に生息する生き物ですから、
その環境をそのまま再現してあげれば良いんです。
この方法でのポイントは、
冷たい海水を用意すること。
カニは冷たい水温で活動する種類が多いですから
低い水温を保つ必要がありますよ。
冬であれば、ベランダなどの屋外に
水槽を置くと良いでしょう。
ただし、海の近くに住んでいる方でなければ、
海水を用意することは難しいですよね。
身近に海水がない場合は、
続いてご紹介する保存方法を
試してみてください。
発泡スチロールなどの容器に入れて冷やしておく
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海水を用意できない場合の活ガニの保存方法は、
活ガニを低温で保存しておくこと。
具体的な方法は、
活ガニを発泡スチロール箱などに入れて
それを氷やアイスパックで冷やしておきます。
その後、発泡スチロールごと
1日以上保存しておきたいのであれば
冷凍庫に入れておきましょう。
これで1日から2日はカニを生きた状態、
あるいは仮死状態で保つことができますよ。
特に活毛ガニの場合、
温かかったり常温ではすぐに弱ってしまいます。
質が落ちてしまわないよう、
しっかり冷やすようにしましょう。
活カニをすぐには食べられないときは?
活カニが届いたけれど、
その日のうちに食べることができないことも
あるかもしれませんよね。
上記で紹介したのは
活カニを生かしたまま保存する方法でしたが、
保存期間が1週間にもなると
さすがに活状態では保存できません。
カニを一時的に飼育して
生かしておくことはできないの?と思っても、
毛ガニ・ズワイガニ・タラバガニは
水深の深くに生息する生き物。
残念ながら、一般家庭で長期的に
これらのカニを生かしておく設備を
整えておくことは、現実的に難しいんです。
たとえ活カニを長い期間
生かすことができたとしても、
身が痩せて味が落ちていては
意味がないですよね。
それであれば、活状態でなくとも
ある程度カニの質を保つことのできる
保存方法を試してみてください。
続いて、活カニを長い期間美味しく保つための
保存方法をご紹介します。
活カニをボイルし、ボイルガニにして保存する
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活カニをすぐには食べられないときは、
ボイルして保存するといいですよ。
死んでしまったカニは
ボイルしても味が落ちてしまうため、
必ず活カニの状態で茹でることがポイント。
カニ味噌はカニの内臓であるため、
腐敗が早く進み、そこから
カニ全体の腐敗が早まってしまうので
カニを茹でたあとは、
カニ味噌を抜いておきましょう。
※タラバガニの場合は
茹でる前に味噌を抜いてください
カニ味噌を抜いたカニを新聞紙などで包み、
冷凍庫で保存すれば、1週間ほど持ちますよ。
カニが冷凍庫に入りきらない場合は、
胴体とカニ脚を分けて保存するのも◎。
せっかくのカニを活状態から
食べることができないのは残念ですが、
すぐに活カニを食べられないときは、
上記の方法を試してみてください。
活カニのおすすめな食べ方は?
他のどんな状態よりも
新鮮なカニを食べることができる活ガニ。
せっかく活ガニを入手したのであれば、
ぜひとも新鮮な味わいを楽しめる調理法を
試したいもの。
そこで、毛ガニ・ズワイガニ
タラバガニ・花咲ガニの四種の活カニで
おすすめな食べ方をご紹介していきますね。
活毛ガニのおすすめな食べ方は?
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まず初めに、活毛ガニの
おすすめな食べ方をご紹介します。
●刺身がおすすめ
活ガニといったらまずはじめに
試してもらいたいのが、刺身です。
カニを生の状態で食す刺身は、
素材が新鮮でないと味わえません。
冷凍ガニを購入しても
刺身を作ることはできませんから、
活ガニを入手した場合のみ楽しめる、
贅沢な調理法ですよ。
特に毛ガニはタラバガニなどと比べると
身が小さく、食べられる部位は少なめ。
そのせいか、あまり刺身にして
食べるというイメージがなく、
お店などでもあまり見かけません。
新鮮な活毛ガニを入手したら、
ぜひ刺身にしてみてくださいね。
●蒸しガニがおすすめ
活ガニを刺身以外でお手軽に調理したい、
というのであれば蒸しガニが良いでしょう。
ボイルガニの場合、
塩加減を間違えるとしょっぱくなってしまったり
味が薄くなってしまうかもしれません。
しかし蒸しガニであれば、
カニ自身が持つ塩分で良い塩加減となります。
蒸し器にカニをいれてしまえば
調理終了というお手軽さから、
カニの調理に慣れていない方にもおすすめですよ。
●カニ味噌を楽しむのがおすすめ
「毛ガニといったらカニ味噌!」
という方もいるほど、
毛ガニのカニ味噌は有名ですよね。
クリーミーで濃厚な風味を持つ
毛ガニのカニ味噌は、
カニの中で最も美味しいと言われるほど。
カニ味噌は新鮮であればあるほど色鮮やかで、
甘みが強いとされています。
活ガニを調理するときには、
ぜひ新鮮なカニ味噌食べてみてください。
ボイルしたカニの身を
カニ味噌にディップして食べても
美味しいでしょう。
活ズワイガニのおすすめな食べ方は?
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次にご紹介するのは、
新鮮な活ズワイガニのおすすめな食べ方です。
●刺身がおすすめ
ズワイガニの場合であっても、
やはり新鮮な活ガニの刺身はとても美味しいです。
シンプルな刺身こそ、
ズワイガニの繊細な味わいを
最大限堪能することができるでしょう。
自宅でズワイガニをさばく、というと
難易度が高いように思えますが、
包丁やキッチンバサミさえあれば
簡単に刺身を作れます。
実は刺身は、初心者の方にも
おすすめな調理法なんですよ。
●カニ味噌を楽しむのがおすすめ
ズワイガニのカニ味噌も、
毛ガニに負けず劣らず美味しいと人気があります。
ズワイガニのカニ味噌も、
新鮮なものとそうでないものとでは
味が大きく変わるんです。
新鮮なズワイガニのカニ味噌は
きれいなオレンジ色をしています。
味は濃厚でコクがあり、食べやすいです。
しかし水揚げされてから時間がたったものは
黒ずんでしまい、苦みや臭みが
出てきてしまいます。
ズワイガニの美味しいカニ味噌を堪能できるのは
新鮮な活ガニから取れたものなんですよ。
●ボイルガニがおすすめ
「せっかく活ズワイガニが届いたけれど
すぐに食べることができない……」
そんなときには、新鮮な活ガニを
ボイルガニにすることをおすすめします。
活ズワイガニの状態では
時間の経過とともに
どんどん質が落ちてしまいますが、
ボイルガニにしてしまえば、
質が落ちにくくなります。
また、ズワイガニを茹でるだけであるため、
さほど調理の難易度が高くないこともポイント。
しかしズワイガニを
丸ごと茹でられる大きな鍋がなくてはならない、
という点にだけ注意してください。
活タラバガニのおすすめな食べ方は?
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続いて、活タラバガニの
美味しい食べ方を見ていきましょう。
●刺身がおすすめ
タラバガニの場合でも、
新鮮な活ガニは刺身にすると
美味しく食べられます。
ほかのカニの場合と同様、刺身は
新鮮な活ガニからでないと調理できませんので、
活タラバガニを入手したらぜひ試してみてください。
刺身は、タラバガニの大きな特徴である肉厚な身を
心ゆくまで堪能できますよ。
タラバガニといえば体が大きいカニであるため、
刺身にしていくのが難しいと感じるかもしれません。
しかし、タラバガニも基本的に包丁や
キッチンバサミだけで捌くことができます。
ボリュームたっぷりなタラバガニの刺身を、
ぜひ自宅で味わってみてくださいね。
●カニしゃぶがおすすめ
太いカニ脚を持つタラバガニは、
カニしゃぶで味わうのも良いでしょう。
カニしゃぶはボイルされた状態のカニ脚では
美味しいものは作れませんから、
生のタラバガニを用意する必要があります。
生状態のポーションなどは通販でもよく見かけますが、
やはりカニしゃぶも、活ガニから作ったほうが
新鮮で、身がプリプリしています。
●蒸しガニがおすすめ
活タラバガニをすぐには食べることが
できないときにおすすめなのが、
こちらの蒸しガニです。
ボイルガニでもよいのですが、
蒸しガニの方がお手軽にできます。
体の大きいタラバガニの場合、
水や塩の量の調節がやや難しいかもしれません。
しかし蒸しガニであれば、味の調節をする必要がなく
蒸せばよいだけなので、簡単なんですよ。
活タラバガニを急いで調理したい場合などは
ぜひ蒸しガニにチャレンジしてみて下さいね。
活花咲ガニのおすすめな食べ方は?
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そして最後に、活花咲ガニの
おすすめな食べ方をご紹介しますね。
●刺身がおすすめ
活花咲ガニを調理する場合も
刺身にするのがおすすめ。
花咲ガニは腐りやすいとされているカニであるため
特に新鮮なものでなければ刺身にはできないんです。
また花咲ガニ自体知名度が低く、
取り扱っているお店もあまりありません。
活花咲ガニを購入したのであれば、せっかくですから
刺身にしていただいてみると良いですね。
●焼きガニがおすすめ
花咲ガニの身は独特な甘みを持ち、
とても濃厚だとされています。
濃厚な身ゆえ、花咲ガニの刺身は
一度にたくさん食べられない、という人も多いです。
そんなときにおすすめなのが、
花咲ガニのカニ脚を焼くだけ、というお手軽な
焼きガニです。
なぜボイルガニ、蒸しガニなど様々な調理法がある中で
なぜ焼きガニがおすすめなのかというと、
焼きガニはカニをさばいた後でも作れる調理法だから。
実は花咲ガニに限らず、
カニは捌いた後に茹でたり蒸してしまうと、
切り口からうま味エキスが出てしまい、
味が落ちてしまうんです。
しかし焼きガニであれば、
捌いた後の花咲ガニのカニ脚を
焼けば良いだけ。
活花咲ガニを入手したら、
刺身と焼きガニ、
どちらも作ってみてはいかがでしょうか?
●カニ味噌を楽しむのがおすすめ
花咲ガニはタラバガニの仲間ですが、
タラバガニとは違い、
花咲ガニはカニ味噌を食べることができます。
カニ味噌はカニの内臓に該当する部位ですから、
やはり活ガニから取れた新鮮なものがベスト。
花咲ガニのカニ味噌は濃い緑色をしており、
ズワイガニなどのものとは違い、
固まりにくいという特徴があります。
生状態ではなく、調味料と合わせて煮詰めると
花咲ガニのカニ味噌は美味しく食べられますよ。
活ガニの捌き方って?
生きているカニ、”活ガニ”を購入した際、
多くの人が悩むのが『捌き方』だと思います。
カニまるまる一匹をはじめから、
それもまだ生きている状態のものを捌くのですから、
経験のない人には難しい作業ですよね。
そこでここでは、
活ガニの捌き方をご紹介していきます。
活ガニの捌き方はカニの種類にかかわらず
共通しているため、
全ての種類のカニを捌くときに
参考にしてみてください。
活ガニの捌き方
参照元:https://www.youtube.com/watch?v=QNklo65QhkU
まず初めに、活ガニを捌く際に
用意してもらいたいものをご紹介します。
必要なもの
・包丁
・キッチンバサミ
・ゴム手袋や軍手
カニの堅い殻でけがをしてしまわないよう、
包丁を扱うとき以外は
ゴム手袋などを装着するようにしてくださいね。
続いて、活ガニを捌いていく手順を見ていきましょう。
1.まず初めに、カニを真水で〆ていきます。
この時、合わせて殻を流水で洗っておくと良いでしょう。
2.10分ほど真水につけ、カニを〆終わったら、
腹を上に向けふんどし(お腹のとこの三角)を
はがしてください。
3.次にカニの腹に包丁を入れます。
この時、甲羅まで切ってしまわないよう
注意しましょう。
4.包丁を入れた部分からカニを半分に分け、
甲羅から足を外してください。
5.次に、お腹の中のガニ(えら)を
取り外しておきます。
この時、タラバガニ以外であれば
カニ味噌を別の容器に分けてしまっても良いですね。
6.次に脚の処理を行います。
キッチンバサミや包丁を使用し、
脚と肩部分を切り離してください。
7.肩は身を取り出しやすいように
半分にしましょう。
これで完成です。
あとは刺身にするなどして、
お好きに調理してください。
ただし、カニをさばいた後は
茹でる・蒸すなどの調理はおすすめできません。
ボイルガニや蒸しガニを作りたいときは、
カニを捌かずに丸ごと調理を行うようにしてください。
さて、今回は活ガニの捌き方や
美味しい食べ方をご紹介していきました。
生きたものを〆なければいけないため、
初心者が使うには難易度の高い活ガニ。
しかしその分新鮮なカニの身や
カニ味噌を堪能できるというメリットも。
活ガニを扱うのに抵抗がない方は、
ぜひ活ガニを購入して、
自宅で味わってみてくださいね。