この記事では、毛ガニズワイガニ・

タラバガニ・花咲ガニの違いについて

詳しくご説明していきます。

 

それぞれ何が違うのかを知ることは

カニを購入する際にも役立ちますので、

ぜひご覧になってみてくださいね。

 

カニの種類 はどんなのがあるの?

参照元:https://www.photo-ac.com/

まず初めに、それぞれのカニについて

簡単にご説明していきます。

 

市場に出回るカニの中でもで有名なのが、

毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニの三種。

 

それから知る人ぞ知る珍しいカニとして、

花咲ガニが挙げられます。

 

もちろんこれ以外にも

多くのカニの種類があるのですが、

食用ガニとしてメジャーなものは

以下の四種でしょう。

●毛ガニ
小ぶりで全身が毛で覆われているのが特徴

●ズワイガニ
毛ガニよりも大ぶりで、
脚が長く横に長い外見をしているのが特徴

●タラバガニ
サイズが非常に大きく、
肉厚な脚と膨れた頬のような甲羅が特徴

●花咲ガニ
全身がいばらのような鋭いトゲで
覆われているのが特徴

上記のカニたちの名前を

聞いたことがある方は多いと思いますが、

個々の生物的特徴や味の特徴については

よほどカニが好きな方でないと

分からないかもしれませんね。

 

では、それぞれの違いとは何なのか?

詳しく見ていきましょう。

 

 

毛ガニってどんなカニ?

別名オオクリガニとも呼ばれる、

全身が短い剛毛で

覆われているのが特徴の毛ガニ。

 

北海道で”カニ”といえば

毛ガニを連想する方が多く、

道内では一年を通して

どこかの港では水揚げされています。

 

そのため、毛ガニは通販で購入しても

いつでも旬の活毛がにを

手に入れることが可能なんですよ。

 

ただ、ズワイガニや

タラバガニと比べると体が小さく、

食べられる部位は少なくなります。

 

しかし、甘みの強い身と

濃厚なカニ味噌を堪能できることで

人気の種類なんですよ。

 

毛ガニの一般的な相場は?

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毛ガニの大きさによっても異なりますが、

だいたい1杯で3000円前後から

6000円ほどが相場と言われています。

 

ここで注意してもらいたいのが、

毛ガニは大きい方が美味しい、

というわけではありません。

 

毛ガニは年齢を重ねると

脱皮の回数が多くなるため、

サイズが大きくなります。

 

つまり、大きな毛ガニはそれだけ

高齢ガニである可能性が高くなるんですね。

 

歳をとった毛ガニは

味が落ちてしまうこともあり、

重さ500g前後の毛ガニ

最も美味しいと言われています。

 

そのため、重さ1kg以上の毛ガニよりも

500gほどのものを選ぶと良いでしょう。

 

 

毛ガニにだけある『ランク』って?

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毛ガニには、他のカニには無い

ランク付けが存在することをご存知ですか?

 

毛ガニは身入りごとに

以下の四つのランクに分けらており、

販売価格にも違いが見られます。

毛ガニのランク
若ガニ<若上ガニ<若極上ガニ<堅ガニ

ちなみに”若ガニ”といっても

若いカニとは限りません。

 

脱皮から時間が経っておらず、

殻が柔らかい状態のものに

“若”を付けていると考えてください。

 

堅ガニは脱皮から

時間が経った毛ガニのことで、

その名の通り殻が堅いのが特徴。

 

毛ガニは脱皮をするとき、

栄養素を新しい殻づくりに

費やしてしまいます。

 

そのため、脱皮したばかりの毛ガニは

痩せていて身入りが悪く、

旨味が少ない傾向にあるんです。

 

その点ランクの高い『堅ガニ』

脱皮から時間がたっているため、

身入りがよくて美味しいのですね。

 

また、『堅ガニ』の中でも

さらにランクがあり、

1特<2特<3特<4特の順に

品質が高くなっています。

 

 

ズワイガニってどんなカニ?

続いては、カニの中でも定番の

ズワイガニについてご説明しましょう。

 

脚が長く真横に伸びており、

全体的に横に長い印象のズワイガニ。

 

繊細で甘い味と柔らかい身、

そしてカニ味噌も楽しめるズワイガニは、

老若男女問わず人気の種類ですよね。

 

他のカニよりも手に入れやすく、

カニと聞けばズワイガニを

思い浮かべる方も多いことでしょう。

 

ズワイガニの一般的な相場は?

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ズワイガニには

獲れた港によってブランドがあり、

高品質で人気の高いブランドガニと

それ以外のものとでは

値段が大きく異なります。

 

ブランドではない一般的な

ズワイガニの場合の値段相場は、

サイズにもよりますが

1杯4000円程と言われています。

 

一方人気の高いブランドガニ、

例えば松葉ガニや越前ガニの場合、

品質の良いものだと1杯30000円を

超えることも珍しくありません。

 

しかしブランドガニは価格が高い分、

品質も保証されているため

ハズレを引く心配はまずないでしょう。

 

確実に美味しいズワイガニを

買いたいのであれば、

ブランドのズワイガニがおすすめですよ。

 

 

本ズワイガニや大ズワイガニ、紅ズワイガニって?

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ズワイガニはブランド以外にも

本ズワイガニ、大ズワイガニ、

紅ズワイガニの種類が

存在することをご存知ですか?

 

先ほどご紹介した松葉ガニや越前ガニは

本ズワイガニに該当し、

ブランドガニではなくても

相場の値段で販売されているものは

本ズワイガニと言えるでしょう。

 

一方、紅ズワイガニは

本ズワイガニよりも深海に生息する近縁種。

 

両者はよく似た見た目をしていますが、

本ズワイガニは茹でた後の腹が

白っぽいのに対し、

紅ズワイガニは赤いという違いがあります。

 

そして大ズワイガニは、

日本ではなくロシアやカナダなどで

多く水揚げされる、

希少性の高い種類のズワイガニです。

 

大ズワイガニの身は肉厚で、

本ズワイガニとは違った

独特な旨味を味わうことができますよ。

 

日本では水揚げされないという点から、

こちらの大ズワイガニは

他のズワイガニよりも

値段が高い傾向にあります。

 

ちなみにこの中で

最も価格が安い傾向にあるのが

紅ズワイガニで、

本ズワイガニや大ズワイガニよりも

水っぽく、風味が劣るとされています。

 

 

 タラバガニってどんなカニ?

カニの王様とも称される

大型のカニ、タラバガニ。

 

肉厚な身を持つタラバガニは、

実はカニではなく

ヤドカリの仲間だということは、

あまり知られていません。

 

ちなみにタラバガニは、

魚のタラと同じ漁場で獲れたことが、

名前の由来となっています。

 

また、日本でタラバガニが

水揚げされるのは北海道だけ。

 

市場や通販で販売されている

ほとんどのタラバガニが、

ロシアなどの外国産なんですよ。

 

タラバガニの一般的な相場は?

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タラバガニ1杯あたりの相場価格は、

10000円〜40000円程

 

タラバガニはサイズが大きいほど

値段が高くなる傾向にあるため、

重さ3kgを超えるタラバガニの場合、

30000円を超えることもあります。

 

とはいえ、タラバガニは

毛ガニなどとは違って

カニ味噌を食べられません。

 

そのため、贈答用などでなければ

タラバガニの肩脚やむき身などを

購入した方がいいでしょう。

 

 

タラバガニとよく似た『アブラガニ』に注意!

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カニの王様とも呼ばれるタラバガニ

実はタラバガニとよく似た

“アブラガニ”というものが存在します。

 

アブラガニはタラバガニよりも

かなり安い価格で販売されるため、

ご自宅で気軽にタラバガニの雰囲気を

楽しみたいという場合であればおすすめ。

 

しかし業者の中には、

アブラガニをタラバガニと偽って

高値で販売するところもあるんです。

 

そのような悪徳業者は、

消費者が商品を確認できない

通販サイトなどに多く存在します。

 

タラバガニとアブラガニは

非常によく似ているため

見分けるのは難しいと言われていますが、

あるポイントを見れば

両者の違いは一目瞭然なんです。

 

その違いとは、ずばり

『甲羅の中心部の突起の数』。

 

タラバガニの甲羅の中心部にある

突起の数は、6個。

 

一方アブラガニの場合は

4個と少ないんです。

 

そのため、甲羅の突起が4個の

アブラガニが届けられたら、

その業者は以降利用しない方が良いでしょう。

 

ちなみに、タラバガニとアブラガニは

味もよく似ており、

カニを食べ慣れた方でないと

その違いが分からないとも言われています。

 

しかしアブラガニの方が

質が悪くなるのが早いとされているため

購入したタラバガニが本物かどうか

必ずチェックするようにしてくださいね。

 

 

花咲ガニってどんなカニ?

殻中に生えた鋭いトゲと

茹でた時の鮮やかな赤色が特徴の花咲ガニ。

 

トゲの部分が毛ガニと似ているため

毛ガニの仲間と思われることもありますが、

実はタラバガニと近い種類のカニなんです。

 

花咲ガニは他のカニとは違った

独特な味わいを楽しめることから、

やみつきになる方も多いそう。

 

また、オスとメスで楽しみ方が違い、

メスの花咲ガニの外子と内子

高級珍味として人気を集めています。

 

花咲ガニの一般的な相場は?

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花咲ガニは北海道の一部の港のみでしか

水揚げされないため、

幻のカニとも呼ばれています。

 

そんな花咲ガニの通販における値段相場は

1杯につき6000円から8000円ほど。

 

500gほどの小ぶりな花咲ガニであれば

1杯3000円くらいで購入することもできますよ。

 

流通量が高く希少な花咲ガニですが、

値段は他のカニと比較しても

それほど高額ではないんですね。

 

 

北海道の一部でしか取れない”幻のカニ”

参照元:https://www.pakutaso.com/

花咲ガニは、北海道でも

釧路と根室でだけでのみ水揚げされるカニ。

 

また、漁が行われる時期も全漁場合わせて

3月から9月と定められているため、

そもそもの漁獲数が少ないんです。

 

ズワイガニの漁獲量が

4000tを超えるのに対し、

花咲ガニは100tから300tほどですから

その希少さがわかりますよね。

 

流通量が少ないことから、

一般的なスーパーなどでは

なかなか見かけることがありません。

 

北海道のお店でなければ、

実店舗で販売される花咲ガニを

見る機会もほとんどないでしょう。

 

そんな希少な花咲ガニですが、

通販であれば遠方に住んでいても

購入することができますよ。

 

 

 それぞれのカニの味と美味しい食べ方は?

毛ガニ ズワイガニ タラバガニ 花咲ガニ
味・食感 甘みが強く柔らかい身。カニ味噌は濃厚でカニの中では最も美味 繊細な味をしており、ほのかに磯が香るカニの身。濃厚なカニ味噌 やや大味だが肉厚な身を楽しめる。プリプリした食感 非常に濃厚で独特な身を持つ。カニ味噌は液状に近く、うま味が強い
食べられる部位 脚・腹部の身・カニ味噌・内子や外子(メスのみ)・殻(鍋などの出汁として) 脚・腹部の身・カニ味噌・内子や外子(メスのみ)・殻(鍋などの出汁として) 脚・腹部の身・内子や外子(メスのみ)・殻(鍋などの出汁として) 脚・腹部の身・カニ味噌・内子や外子(メスのみ)・殻(鍋などの出汁として)
おすすめな食べ方 ボイル・鉄砲鍋・甲羅焼(カニのみとカニ味噌を和えて焼いたもの)など ボイル・甲羅焼(カニのみとカニ味噌を和えて焼いたもの)・蒸しガニ・カニ刺しなど ボイル・焼きガニ・天ぷら・かにしゃぶ・カニ刺しなど カニ刺し・鉄砲鍋・ボイル・焼きガニなど

 

一般的に、毛ガニは身が繊維質

ほどけやすく、甘みが強いと言われていて

濃厚でクリーミーなカニ味噌が人気

 

ズワイガニの身は旨味が強く

食感はしっとりふわふわ

毛ガニと同様に濃厚なカニ味噌を

楽しむことができます。

 

肉厚で食べ応え抜群のタラバガニは

やや大味なため、旨味よりも

食感を楽しむカニと言われていますよ。

 

そして花咲ガニは、

まるでエビのような独特な味が特徴的

こってりとしているため、

好みが分かれる種類と言えるでしょう。

 

また、上記表内の”内子”

カニの卵巣のことで”外子”は卵のこと。

 

これらはメスにしかないもの

内子や外子はカニの珍味として知られ、

これらを食べたいがために

オスではなくメスのカニを選ぶ方もいます。

 

ただし毛ガニの場合、

メスは水揚げが禁止されているため

毛ガニの内子や外子を楽しめる機会は

あまりないかもしれません。

 

ここで記した食べ方以外にも

おいしくカニを食べられる調理法は

たくさんあります。

 

色々なカニの食べ方を試してみて、

お気に入りの調理法を見つけてみてくださいね。

 

 

今回は日本で食べられる

カニの中でも有名な四種、

毛ガニ・ズワイガニ・タラバガニ

花咲ガニの特徴について解説していきました。

 

すべて同じカニの仲間ですが

それぞれ異なる姿をしており、

味も全く違います。

 

興味のある方は、それぞれのカニを

食べ比べてみても面白いでしょう。

 

カニをお手ごろな価格で

購入しやすい通販を利用し、

ぜひこれらのカニをお好みの調理法で

召し上がってみて下さいね!