みなさんはどのカニが好きですか?

 

カニにもいくつか種類があり、

それぞれ大きさや特徴に違いがあります。

 

そこで、今回は通販で毛ガニを買うなら

何キロを買えばちょうど良い量になるのかについて

詳しくお伝えします。

 

毛ガニってどんなカニ?

みなさんは毛ガニに対して

どんなイメージを抱いているでしょうか。

 

タラバガニやズワイガニと比べると、

もじゃもじゃとした見た目で

少し気持ち悪いしあまり美味しそうに

見えない…と思う方も

多いかもしれませんね。

 

しかし、実は魅力がたくさんある

カニなんですよ!

 

実は人気がなかった?!

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毛ガニはその見た目からか、

戦前は漁の網に毛ガニがかかっても

捨てられてしまっていたそう。

 

しかし、戦時中は

食品のほとんどが政府によって厳しく

管理される食糧品統制が始まり、

自由に売買できる食品が

制限されるようになりました。

 

仕方なく統制を受けていなかった

毛ガニが売り出されるようになると、

その美味しさが評判となり、

一気に人気者となったようです。

 

毛ガニは1年中獲れる!

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カニといえば冬が旬のイメージですよね?

でも実は、毛ガニは太平洋からアラスカまで

非常に広い範囲で水揚げされていて、

日本でも北海道を中心に

一年を通して水揚げされているんですよ。

毛ガニの水揚げ時期
  • 3〜6月 オホーツク海側
  • 7〜8月 苫小牧〜長万部側
  • 9〜3月 釧路・根室沿岸
  • 12〜4月 日高沿岸・岩手県

日本では大きく分けると

4つのエリアに分けて

水揚げ時期が異なります。

 

1年中獲れたての新鮮なカニが

食べられるのが毛ガニの嬉しい

特徴ということですね。

 

食べられる毛ガニはオスのみ!

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毛ガニのメスは資源保護のため、

私たちが食べられる毛ガニは

甲羅の大きさが8センチ以上のオスのみ

なんです。

 

タラバガニなどはメスのカニも

出回っていますが、

毛ガニのメスが出回らないのは

一体なぜだとおもいますか?

 

毛ガニは他のカニと比べ、

脱皮してから大きくなるまでに、

時間がかかると言われています。

 

そのため、あまり多くの数を獲ると

毛ガニの数が減ってしまい、

将来的に毛ガニが獲れなくなってしまう

危険性もあるからなんです。

 

それを防ぐため、毛ガニは他のカニよりも

厳しい漁業制限が設けられており、

メスの毛ガニ、8センチ以内の毛ガニを

ることで安定供給を可能にしているのです。

 

毛ガニってどんな味がするの?

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実は、カニを日常的に食べている

北海道の人たちに一番人気のカニは

毛ガニなんですよ。

 

毛ガニの美味しさとは、

なんといっても濃厚で甘みがあり、

口溶けの滑らかなカニ味噌。

 

この美味しさを知ってしまっては

他のカニ味噌は食べられない

という人も居るそう。

 

もちろん、カニ味噌に負け劣らず

身もとっても甘いんですよ。

 

毛ガニは、ズワイガニやタラバガニと

比べると体が小さく、

その分身も少ないですが、

その小さな体に身と味噌がぎゅっと詰まった

とっても旨味たっぷりのカニなんです!

 

タラバガニと毛ガニの違いは?

毛ガニは他のカニと比べて

具体的にどんな違いがあるのでしょうか。

 

一般的によく食べられている

タラバガニと比較してみました!

 

「カニの王様」タラバガニ

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「カニの王様」とも称されるタラバガニ。

カニといえばタラバガニを想像する人も

多いでしょう。

 

タラバガニは長い脚を広げると

1mを超えるほどにまで成長するんですよ。

 

そして、タラバガニは実は

カニではなく、ヤドカリの仲間なんです。

名前にもカニと付いているのに

実はヤドカリだなんてびっくりですよね。

 

タラバガニの特徴は、何と言っても

身の食感とボリューム。

 

極太な脚には身がたくさん詰まって

ボリュームがあり、しっかりとした

食べ応えがあります。

ボイルするとふわふわ、ぷりぷりの

食感が楽しめますよ。

 

一方、味は毛ガニと比べると

淡白な味わい。

カニ味噌も毛ガニほどの人気はなく、

どちらかというと身の食感を楽しむ為の

カニといえます。

 

通に好まれる毛ガニ

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毛ガニはタラバガニより体が小さく、

体全体を毛が覆っているのが特徴。

 

この体毛のおかげで、

毛ガニは他のカニより見分けが付きやすいですよね。

 

体が小さい分カニ身はタラバガニより

少ないですが、食感はタラバガニの

身より柔らかく、甘みがあるんですよ。

 

そして、先程もお伝えした通り、

毛ガニの一番美味しい部分はカニ味噌。

クリーミーで甘みがあり、

ぜひ一度は食べていただきたい珍味です。

 

毛ガニは量より質を好む人には

ぴったりな種類のカニと言えるでしょう。

 

1人あたりの目安量はこれくらい!

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毛ガニは、カニ味噌を味わえるよう、

丸々1杯で販売されていることが多いです。

 

その為、購入する際には

量に気をつけなければなりません。

 

なぜかというと、むき身のポーションと

違い、重い殻が付いているから。

 

そこで殻の重さを考慮して、

毛ガニの一人当たりに対する適量は

毛ガニ1杯程、大体500gを目安にすると

良いでしょう。

 

たっぷり食べたい場合は、1杯〜2杯、

グラム換算すると700〜800g程

購入すると良いですよ。

 

カップルでカニを食べるなら

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カップルで食べる場合、男性がたくさん

食べる可能性が高いですよね。

 

カップルにオススメの量は1kg程度。

 

約3杯程の量になりますが、

もし2人共たくさん食べるカップルであれば

少し多めに購入しても良いでしょう。

 

4人家族でカニを食べるなら

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家族で食べる場合、お子さんの年齢や

食べる量によって大きく異なってきますが、

大人と同じくらいの量を食べる場合、

適量は3kg〜になります。

 

しかし、食べ盛りのお子さんがいる

ご家庭は4kgにしたり、

逆に幼いお子さんの場合は2kg程

するなど、それぞれのご家庭に合わせて

調整してみてください。

 

心配な場合は、

多めに買って数回に分けて食べたり、

残った分は翌日アレンジして

食べるのがおすすめ。

 

毛ガニの通な食べ方はこれ!

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毛ガニの美味しい部位といえばカニ味噌ですが、

このカニ味噌を「とも和え」にして

最大限旨味を引き出して食べるのが通の食べ方。

 

「とも和え」とは、

カニ味噌とカニ身を和えたもの。

何も加えずにそのままが好きな人もいれば、

出汁醤油やわさびを少し加えて食べる人も。

 

脚はそのまま味わって、

肩肉とカニ味噌を合わせる人が

多いようです。

 

和えるだけでとっても簡単にできるので、

毛ガニが手に入ったら

ぜひ一度試してみては?

 

美味しい毛ガニの見分け方

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美味しい毛ガニを見分けるポイントは、

甲羅の硬さと色。

 

甲羅が硬いもの程

脱皮してから時間が経っており、

身がたっぷり詰まっています。

 

また、獲れたてで新鮮なカニは

鮮やかな色をしており、鮮度が落ちるごとに

黒っぽく変化していきます。

 

ひっくり返してお腹の色もしっかり

チェックしましょう。

新鮮なものは白っぽい色をしていますが、

黒ずんでいるものは鮮度が落ちてきた

証拠なので気をつけてください。

 

おすすめなカニアレンジレシピ!

毛ガニが余ってしまった際に、

翌日も美味しく食べられる

毛ガニのアレンジレシピをご紹介します!

 

甲羅を使ったカニグラタン

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カニ味噌を少しも残したくない!

というあなたにオススメなのが、

甲羅をそのままお皿代わりに使った

カニグラタン。

カニグラタンのレシピ
<材料(3人前)>
  • カニの甲羅  3つ
  • 余ったカニ身 130g程
  • マカロニ   50g
  • 牛乳     300cc
  • 生クリーム  50cc
  • バター    20g
  • 玉ねぎ    1/2個
  • 薄力粉    20g
  • コンソメ   小さじ1
  • 塩胡椒    少々
  • ピザ用チーズ 適量
  • マヨネーズ  適量
  • パセリ(あれば) 適量
<作り方>
  1. 玉ねぎは薄くスライスする。マカロニは、塩を入れた湯で茹でる。
  2. フライパンにバターを入れて、玉ねぎを炒める。しんなりしたら火を止めて、薄力粉をパラパラと入れて軽く混ぜ、再び弱火にする。
  3. 炒めて、粉っぽさが消えたら、牛乳を少しずつ加え、混ぜ合わせていく。よく混ぜて、とろみがついたらコンソメの素を加える。
  4. 沸騰したら、生クリーム、カニのほぐし身、マカロニを加えて、最後に塩コショウで味をととのえる。
  5. 4をカニの器にいれて、マヨネーズを線描きし、ピザ用チーズを散らす。
  6. 天板に並べて、250度のオーブンで焦げ目がつくまで焼く。
  7. あればパセリをまぶして、出来上がり!

甲羅を使ったカニグラタンは

見た目も楽しいですよね。

お子様にウケること間違いなしですよ!

 

カニ雑炊

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毛ガニは殻にも旨味が多く、

美味しい出汁が出やすいんですよ。

 

殻まで無駄にすることなく、

最後まで美味しく味わえる

カニ雑炊のレシピです。

カニ雑炊のレシピ

<材料(3人前)>

  • ☆カニの殻   150〜200g
  • ☆酒      大さじ3
  • ☆水      800ml
  • ご飯      400g
  • 醤油      小さじ1
  • 塩       少々
  • 卵       1個
  • 和風だしの素  1つまみ
  • 万能ネギ    3本

<作り方>

  1. 鍋に☆を入れ、沸騰したら弱火で5分程煮る。(この間に万能ネギを小口切りにしておく)
  2. 火を止めて粗熱が取れるまで待つ。
  3. 粗熱が取れたら殻を取り除き、キッチンペーパーを敷いたザルを使ってスープを濾す。
  4. 濾したスープを鍋に戻し、洗ったご飯を入れる。
  5. 沸騰してきたら塩・醤油・和風だしの素を入れ、溶き卵を流し入れて軽くかき混ぜる。
  6. 器に盛り付けて万能ネギをトッピングして完成!

温かくてホッとするカニ雑炊は、

カニを思う存分堪能したあとの

シメや翌朝の朝食にぴったりですね。

 

 

毛ガニの魅力は伝わりましたか?

今までなんとなく避けてきたという人も

恋人や家族と一緒にぜひ毛ガニに

挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

きっと毛ガニの美味しさに

やみつきになること間違いなしですよ。