通販ショップでカニを購入する際、
活カニとボイル済みのカニ、
どちらを選べばいいのだろう?と
悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
活カニとボイル済のカニの特徴や
それぞれのメリットなどをご紹介しますので
購入する際の参考にしてみてくださいね。
『活カニ』と『ボイル済みのカニ』って?
参照元:https://hiyokoyarou.com/
カニの通販で販売している
活カニとは生きたままのカニのこと。
ボイル済みのカニは
水揚げをした後に茹でているため
もちろん生きていません。
また、ボイル済みのカニは
浜茹でガニと呼ばれることもあります。
活カニを購入するメリット・デメリットは?
参照元:http://www.s-hoshino.com/
活カニは生きたままのカニなので、
お刺身やしゃぶしゃぶなどにして
食べることができます。
また、茹で、焼き、蒸しなど、
お好みの食べ方でカニを味わえるのが
活カニのメリットと言えるでしょう。
ただ、生きたまま送られてくる活カニは
長期保管をすることができませんし、
ご自宅で捌いて調理する必要があるため
手間がかかるというデメリットがあります。
例えば、茹でガニにする場合だと
カニ入るくらい大きめの鍋が必要で、
塩加減などにも注意しなければなりません。
活カニを捌くことに抵抗がない方や
カニの調理に慣れている方であれば
全く問題はありませんが、
初心者の方には扱いづらいのが
活カニの最大のデメリットですね。
ボイル済みのカニのメリット・デメリットは?
参照元:http://www.yunphoto.net/
ボイル済みのカニは
茹でたカニを急速冷凍しているため、
解凍後すぐに食べることができます。
そのため調理する手間がかからず、
手軽にカニを楽しめることが
ボイル済みのカニのメリットでしょう。
ただ、すでに茹でられているため
食べ方の選択肢が少ないボイルガニ。
ボイル済みのカニを
ご自宅でさらに加熱調理してしまうと
風味や味が落ちる可能性が高く、
焼きガニ等には不向きと言われています。
茹でガニが好きな方であれば
ボイル済みのカニがおすすめですが、
様々なカニ料理を楽しみたい場合は
ボイル済みのものではなく、
活カニや生カニがおすすめですよ。
購入するのはどちらの方がいいの?
参照元:https://free-materials.com/
前述の通り、手軽にカニを楽しみたい、
手間や時間を掛けたくないという方には
解凍するだけですぐに食べることができる
ボイル済みのカニがおすすめです。
ですが、しゃぶしゃぶや焼きガニ、
蒸しガニ、バター焼きなど
色々な料理方法でカニを食べたい方は
活カニを選ぶといいでしょう。
活カニの特徴について
参照元:https://free-materials.com/
活カニは生きているため
冷蔵(クール便)で届けられます。
場合によっては、到着時に
死んでしまっている可能性もありますが、
箱を開けるともぞもぞと動いているカニを
目の当たりにすることができますよ。
活カニは鮮度が良い状態のまま
食べることがおすすめなので、
到着したその日のうちに食べるのがベスト。
どうしても到着したその日に
食べることができない場合は、
冷蔵庫に入れて保管するのではなく
暗い場所に置いておくと良いですよ。
暗い場所であれば
2日間ほどは保管可能と言われていますが、
到着したその瞬間から
鮮度が徐々に落ちてしまうので、
できるだけ早く食べてくださいね。
活カニの基本的な捌き方
活カニを捌く時には、
以下の道具を用意しましょう。
●たわし
●まな板
●包丁
●軍手
●ハサミ
カニを捌き慣れている方であれば
素手でも問題ないかもしれませんが、
初心者の方はカニの棘などで
怪我をしてしまう可能性もあるため、
軍手をつけることをおすすめしますよ。
①活カニを生きたまま捌くのは難しいので
まずはカニを締める。
※腹を上にして真水に30分間付けておくと
締めることができます。
②締めることができたら
たわしを使ってカニの汚れを取り除く。
③綺麗になったカニをまな板の上に置き、
カニのふんどしを外す。
④口の部分へ包丁を立ててカニを二つに割り、
片側の脚全体を持って胴体から取り外す。
⑤足の根元についているエラ(ひだ)や
薄膜を包丁で取り除く。
この際、カニ味噌は甲羅の中に入れておく。
⑥脚を関節に沿って包丁で切り離す。
⑦脚の身を取り出しやすくするために
脚の中心に包丁を入れてそのまま縦にそぐ。
以上が基本的な活カニの捌き方ですが、
『姿カニ 捌き方』と検索すると
違ったやり方の動画なども出てくるので、
お好みの方法で捌いてくださいね。
活カニのおすすめな食べ方
カニ刺し
届いたその日のうちに活カニを
食べることができるのであれば、
やはりお刺身にするのが一番。
参照元:https://www.photo-ac.com/
お刺身用の生カニを購入した方が
処理等は楽かもしれませんが、
活カニであれば上記画像のような
花の咲いたカニ刺しを楽しめますよ。
茹でガニ
茹でてしまうのであれば
ボイルガニを購入すればいいのでは?と
思う方もいるかもしれませんが、
茹でたてのカニとボイル済みのカニでは
味や風味が全く異なります。
徐々にカニが赤くなっていく様を
目でも楽しむことができますし、
なにより茹でたての暖かいカニを
食べることができるのも活カニの特権。
ただ、活カニを茹でる時は
塩加減と茹で時間が重要なポイントで、
それらを間違えてしまうと
せっかくのカニが不味くなってしまいます。
それぞれのカニに合った
正しい塩加減と茹で時間を守ることで
プロ並みに美味しく仕上がりますよ。
逆に塩分濃度が濃すぎたり
茹で時間が長すぎると
身がパサついてしまうだけでなく
カニの風味が損なわれてしまうので
注意してくださいね。
また、茹でたカニをすぐに食べない時は
そのまま冷蔵してはいけません。
茹で上がったらすぐに
茹でる時と同濃度の氷水で冷やすと
カニの身を引き締めることができ、
おいしさを閉じ込めることができますよ。
良く冷やしてふんどしを取り除き、
そこにキッチンペーパーなどを入れて
ラップで包んで冷凍しておけば
5~7日間程度は美味しい状態を保てます。
ですが、冷蔵保存の場合は
翌日中に食べきるようにしましょう。
焼き・蒸しガニ
生きているカニを焼いてしまうのは
勿体無い気もしますが、
網の上に活カニを置いて焼くと
磯の香りが広がり食欲も増大!
また、活カニはせいろなどに入れて
蒸すことでさらにうまみが凝縮され、
濃厚な味わいを楽しめるでしょう。
ボイル済みのカニの特徴について
ボイル済みのカニは、茹でられた後
冷凍もしくは冷蔵で送られてきます。
すでに茹でられているため
解凍すればすぐに食べることができますし、
冷凍ボイルガニであれば
ご自宅の冷凍庫で1ヶ月ほど
保存できるのも大きなポイントです。
ボイル済みのカニの基本的な解凍方法
冷凍ボイルガニを美味しく食べるコツは
冷蔵庫でゆっくりと解凍すること。
カニによって解凍時間は異なりますが、
だいたい1日〜1日半ほどかかります。
また、ほとんど冷凍ボイルガニには
グレース(氷の膜)がついているため、
ビニール袋にいれただけだと
解凍時に冷蔵庫内が水でびちゃびちゃに…。
そんな嫌な思いをしないためにも、
吸水性のある紙で包んでからお皿に置き、
お皿ごとビニール袋に入れて
冷蔵庫で解凍してくださいね。
ちなみにボイル済みの姿ガニの場合は、
カニ味噌が流れてしまわないよう
甲羅を下にしておくことをお忘れなく。
しかし、カニを出し忘れてしまったり
どうしても今すぐ解凍したい場合。
そんな時は、ボイル済みのカニを
水がかからないような袋に入れ、
ボウルにつけて流水をかければ
30分ほどで解凍することができますよ。
ボイル済みのカニのおすすめな食べ方
解凍後そのまま食べる
浜茹での冷蔵ボイルガニであれば
届いてすぐに食べることができますが、
冷凍のボイル済みのカニの場合は
まず解凍しなければなりません。
前述の通り、冷凍ボイルガニは
電子レンジなどを利用せずに
ゆっくりと解凍していくことで、
風味や味を損なうことなく
美味しく食べることができますよ。
ボイル済みのカニは、
専門の業者の方が茹でたあとに
急速冷凍しているため、
うまみが閉じ込められた状態です。
そのため、解凍方法さえ間違えなければ
ボイル済みのカニは
そのままが一番美味しい食べ方なんですよ。
焼きガニ・カニ鍋
参照元:http://sozaing.com/
上記でお伝えした通り、
すでに茹でられているボイル済みのカニは
さらに加熱すると身がパサついて
不味くなってしまうと言われています。
ですが、少し温める程度であれば
ボイルガニでもカニ鍋や焼きガニを
楽しむことができますよ。
また、お鍋に殻のみをいれるだけでも
カニの風味を感じることができるので、
ぜひ試してみてくださいね。
他の料理に加える
参照元:http://www.yunphoto.net/
ボイル済みのカニが余ってしまった場合や
違った食べ方をしてみたい方は、
他の料理に加えるといいでしょう。
チャーハンやグラタン、コロッケ、
卵焼き、パスタ、茶碗蒸しなど、
カニをプラスするだけで
一気に豪華な料理へと大変身!
手軽に食べれるボイルガニだからこそ
アレンジも気軽に楽しめそうですね。
いかがだったでしょうか?
活カニとボイル済み、どちらとも
メリット・デメリットがあることを
お分りいただけたかと思います。
その時の状況に合わせて
ベストな方を選んでくださいね。